Apple社が訴訟で賠償を命じられる

20160208

Apple社の賠償額は6.26億ドル

Apple社が特許訴訟で支払いを命じられた賠償額は、非常に巨大な金額ですが、それだけApple社の製品が売れているということです。

さて、今回の裁判は、2012年から続いているものです。Apple社が侵害したと言われたのは、VirnetX社の特許4件です。これらの特許は、インターネットを利用したリアルタイムコミュニケーションの方法に関する特許で、Apple社のiPadなどに搭載されているiMessage, FaceTime, VPNソフトウェアが該当するようです。

なお、Apple社は、これらのソフトウェアをVirnetX社の特許を避けるように修正しているようです。

原告のVirnetX社

VirnetX社とは、いわゆるパテントトロールと言われている会社で、賃料が月5000ドルのオフィスに14人の従業員が働いている会社です。VirnetX社は約80件の特許権を所有し、今回の訴訟に使われた4件の特許権は、他の会社から購入したものです。VirnetX社に特許を売った会社は今ごろ後悔しているかもしれません。

VirnetX社は、この他の訴訟で、2010年にMicrosoft社から2億ドルの和解金を勝ち取っています。また、2015年にも他の訴訟で勝訴しています。一方、2015年には、Cisco社に対して敗訴しています。

パテントトロールとは

このパテントトロールというものが何者かというと、パテント(特許)を商品にしている会社です。具体的には、保有している特許権に基づいて、他社から特許ライセンス料を得たり、特許侵害訴訟で勝訴した際の賠償金によってお金を生み出しています。

トロールというのは怪物のことで、ドラクエの敵キャラとしても登場しています。怪物の名称ということからも、パテントトロールは一般的にあまりいいイメージを持たれていません。実質的な物やサービスを提供していないからでしょうか。

あくまでも個人的な意見ですが、パテントトロールは違法行為をしているわけではなく、特許権という資産を有効に活用しており、非常にずる賢いと思います。真っ当な商売と言えるかどうかはさておき、ビジネスとしては賢いやり方ではないでしょうか。

事実、今回の4件の特許は他社から購入したものですし、Apple社が先に気付いて4件の特許を購入しておけば訴訟にはならなかったわけです。他人が気付かないことに気付いて先にやったということは、ビジネスにおいては非常に重要なことではないでしょうか。

今後について

さて、今回の裁判の今後についてですが、Apple社は控訴する予定とのことです。そのため、今後の裁判の行方が注目されます。

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